シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

 やっと観る気になった超A級スパイ活劇最新作。クレイグは「スカイフォール」公開の時点で、後2作主演する契約があると公言していたが、その通り本作がクレイグ・ボンドの最終作となったようだ。

 本来ならこのシリーズは毎回劇場鑑賞する。今回は新型コロナによる延期に次ぐ延期で気分がしらけてしまった。また、観に行った友人が「派手なアクションは予告編で全てだ。」なんてガッカリすること言うのでレンタルで十分かと思っていた。そしてやっと腰を上げて観た結果、やはりオイラの望むものではなかった。

 世間的には高評価で、クレイグにすれは良かったですね~お疲れさん・・である。彼の作品は「カジノロワイヤル」からすべて繋がっていて、ハードなアクションとリアリティの徹底といった今風であり、それが市場の望みだから仕方がない。しかしオイラが観たいのは夢のある荒唐無稽なスパイ活劇なのだ。007がこんな風になってしまったので、「キングスマン」みたいな作品が重宝される。

 さて、そんなオイラなので本作にも苦言が多い。まず、あまりにも無駄に長いということ。その割にカットが不親切で、ボ~っと観てると疑問を感じながら先に行ってしまう。しかも頭を捻るシーンが多く、たとえば敵であるラミ・マレックは不気味な感じはイケルのだが、結局コイツは何がしたかったのかよく分からん。何故そんなに力があって部下がいるのか・・クライマックスで子供を逃がす意味も分からない。その子供はボンドの娘なのか?でもボンドは殉職しちゃってど~すんの?

 それでも次のボンド役も選考してるんだから、死んでなかった事にするんだろう。もう、主人公はジェームス・ボンドじゃなくてもいいのではないか。彼の娘が大人になって、セクシー美女の007でどうだ。それなら近未来SF仕立てでいけるぞ。


www.youtube.com

なぜ大昔の「女王陛下の007」主題歌をエンディング曲にしたのだ?

劇中にもバックで流れ、大変古臭い郷愁がミスマッチに感じる。