シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

昔の音楽

 オイラは今でこそジャズやクラシックを中心にオーディオで遊んでいるが、昔はそうじゃなかった。
 それこそ若い頃はロック、ポップス、ブラコン等で連日ディスコに明け暮れていたわけで、その頃大好きだった曲はレコードやテープとして保存してある。しかしこれを引っ張り出すのはメンドクサイので、郷愁に浸りたいときは復刻されたCDを聴くようにしている。すると面白いことが分かってくる。
 連日オーディオを調整して、良い音を目指してきたその集大成が今のシステムなのに、昔の曲を掛けるとヒドイ音なのだ。完全にハイ上がりでボリュームを上げることは困難、スカスカの薄っぺらいボーカルに迫力ゼロのビート・・
 当初は昔の曲だから音質が悪いのかと思っていたのだが、こりゃ違うとあることに気が付いた。
 当時は、ディスコのPAシステムで爆音を肌で感じていたし、その再生バランスたるやフラットとは程遠い。また、自宅や車の中でもローブースト、ラウドネス・オンでドカドカ鳴らしていた。オーディオに興味があるわけではなかったから、一端いじってしまえば機器はそのまんまである。つまり、当時のお気に入りは実に偏ったバランスでゴキゲンに浸っていたわけだ。まともな素の音は知らなかったともいえる。よって、郷愁に浸り、気分が高揚するためにはまともな再生をしてはダメなのだ。
 プリアンプのトーンコントロールはやはり必要な機能である。