シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

イルディーヴォ その2

 イルディーヴォは、2004年に結成された4人組の男性クラシカルポップ・ボーカルグループだ。日本では叶姉妹がファンを公表して知名度が上がった。

 この4人はテノール3人とバリトン1人という異色の組み合わせで、世界中から選りすぐりの色男&実力を兼ね備えた男が結集したチームだ。3年前に美女ストリングカルテットとして有名になった「ボンド」の二番煎じ的企画だが、世界的に大ヒットして現在に至っている。

 オイラはジャンルを選ばない方だが、ボーカルは女性専門であった。男性ボーカルを聴くようになったのは、彼らやジョシュ・グローバンに出会ってからだ。(もちろん、ディスコダンスを目的とした頃は別の話。)自前のオーディオ機器がそれなりに鳴って来て、男の声の魅力に気が付いたという事である。

 そんなイルディーヴォのCDは、実を言うと再生が難しい。彼らの音楽は、一人のテノールから始まって、盛り上がってくるとカルテットの合唱となるパターンがほとんどであるため、後半は音圧が4倍になる。これは、最初から音圧を上げると後半は部屋負けしてしまうのだ。当初、オイラは彼らのCDはフォルテで音が混濁すると勘違いしていた。ルームチューニングをすることで、やっと彼らのディスクが気持ちよく聴けるようになったのである。つまり、オーディオシステムの調整において、部屋に手を入れる段階で彼らのCDはとても役に立つのだ。

 そんなイルディーヴォも、近年の作品は好みではない。このあたりが、自身のオリジナル曲を持たない弱みなのだろう。

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