最近、新品に更新したREGZA 55M55Kでユーチューブのナツメロをよく再生している。映像がらみのそれは郷愁を満足させる目的に他ならないが、音が良いプログラムも結構ある。普通なら自前のステレオシステムに切り替えるところ、REGZAの内臓スピーカーでほとんど満足しているこの頃だ。
懇意のショップに最新のREGZAは音が良いと報告したら、そんな話は初めてだと言われた。おそらく一般人は、まともな音が出ていることを自然に受け入れているのだろう。オイラは以前のREGZAの音がラジオレベルであったのを知っているし、自宅のステレオと比較しても大した進歩だと感心している。よくあんな薄っぺらいTVの中でまともな音を出せているものだと思う。
そのシステムは複雑だ。画面をパッシブラジエターとして重低音を可能とし、6つのスピーカーをマルチアンプ駆動させて72Wを公証している。後面設置のスピーカーを立体音響技術DoibyAtmosで臨場感を補完し、普通なら荒れたf特性をVIRイコライザーで癖のないfレンジ感を実現している。さすがにアクション映画やシンフォニーでは物足りないので、その場合は自前のサードシステムをアンビエントしているが、絶対必要というものでもない。
以前使っていたパイオニアのプラズマTVにはTADが設計したスピーカーが付いていた。8万円で単売もしていたが、それより遥かにバランスが良く、臨場感があって疲れない音で気に入っている。