シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

COOLPIX B500 その2

 連休に入り、長藤やつつじを目的にカメラの出番は多い。オーディオも落ち着いたし、今は花の季節だ。

 だんだんこのカメラの特徴が分かってきた。感心したのは電池の消耗が少ないことだ。4本タイプということもあるが、頻繁にズームを使っているのに100枚以上撮ってもまだイケル。キャップをしたままで電源が入らないのは、なかなか慣れない。まあ、安全機構として納得だ。機能的に重宝するのが、オートフォーカスエリアのマニュアル設定がある点。自在にフォーカスポイントを移動できるので、花の近接撮影には大変ありがたい。

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アベンジャーズ/エンドゲーム ネタバレ

 アベンジャーズの締めくくりと言われる本作、悩んだ末観に行った。

 悩んだ理由は、上映時間だ。3時間は長すぎる!冬では間違いなく膀胱がもたなかったであろう。総括してまず感じたのは、やはり3時間は要らないということ。

 前回、全宇宙の命の半分が無くなったという敗北で終わった。もはや、この超漫画チックな出来事をマジメに通している時点でオイラは観方を変えた。続きは絶対タイムマシンの話になるだろうと予測した。でなければハッピーエンドにできない。上手いのは、それをアントマンの量子の世界を引っ張ってきて実現させるアイデアだ。矛盾やパラドックスも、もはや突っ込まないのが行儀だと思う。

 それと褒めたいのは、残されたヒーロー達が宇宙規模の敵に対して見劣りするのに、目的を持って各々がしっかり見せ場を持てるようにしている点。手分けして各種ドラゴンボールを探そうと過去に戻り、「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」のような展開で、アクションの他に笑いと感動も織り込んでいる。

 ただの人間であるロマノフは敵と対峙しにくい。それでも俳優の格が高いので魅せなくてはいけない。監督は良い死に場所を与えたと言える。

 クライマックスの盛り上がりは総決算らしいもので、まさにファンのだれもが満足する、特大スケールの仕上がりだ。さて、後は個人的にいただけない点を言いたい。

 冒頭で言ったように、3時間も必要とは思えない。無駄と思えるシーンが実に多い。真田広之が登場する東京の場面は要らないだろうが。正直言ってラストも気に入らない。サノスは灰になるのではなく、降参して終わったほうがいい。アベンジャーズの結束力に新たな希望を見て改心する。で、キャプテンマーベルが逮捕して連れていけばいいのだ。さすれば、このスーパーガールの存在意義も出る。アイアンマンも死ぬ必要はない。ポッツと娘が可哀そうではないか。何より壮大な葬式の面々に、中盤孤独な最期を迎えたロマノフが哀れだ。

 キャプテン・アメリカが自分の時間を生きることにして、年老いての登場は伏線もあって悪くない。だが、最後にだけ顔を出すファルコンに後釜を任せるラストは焦点が合わない。トニー・スタークが生き残って盾を渡される(返される)方がいい。そのとき、「娘のソリにしないでくれよ」とでも言えばシャレが効く。

 まあ、中途半端な打ち切りの多いシリーズものの中で、最終作品らしいまとまりはあったと思う。皆、老けた感はあったが・・


「アベンジャーズ/エンドゲーム」予告編

ヴェノム

 スパイダーマンの敵役が、市場ではダークヒーローがウケるということで、立派に個性的なヒーローとして蘇った。

 主役はトム・ハーディー。彼はA級アクションの脇で名を売ってきたラッキーな男で、悪役も多かったことからヴェノムという容赦なしのマンガチックな存在とマッチしている。しかし、この作品は実に薄っぺらだ。

 シンビオートという異生命体との融合から、そのアクションに至るすべてが丸ごとCGで、魅せるものがない。内容からデザイン、キャラクターすべてが幼稚である。まあ、そもそもが漫画のキャラなので、刺激のある子ども向けと言われればそれまでであるが。

 ズバリ一言で言って、哲学の無い「寄生獣」といったところだ。他、語るものはない。スーパーマンを揶揄するシーンがあるので、今後DCに寄生してやろうという布石であるなら感心するが。


映画『ヴェノム』予告

COOLPIX B500

 新しいデジカメを引っさげ、長閑な日曜日に試写に出かけた。

 やはりこの季節は花である。ということで、浜名湖ガーデンパークに向かう。人出が増える前、朝が狙い目だ。広大な駐車場に僅かな車、そのほとんどがカメラの趣味人ばかりである。

 試写してきて、その使い勝手に満足している。このカメラはイケルぞ。電池も4本使いで消耗がゆっくりだし、広角で限界まで寄れるのがいい。それに、以前よりボケ味も奇麗だ。屋外の反射で見にくい液晶画面は、角度が自在に変えられるので大変重宝した。

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デジカメの更新

 乾電池駆動派のオイラに見合ったデジカメは、ほとんど市場に見かけなくなった。そんな折、先日の菜の花撮影でついに、愛用のニコン COOLPIX L610 の寿命が来てしまったようだ。

 シャッターの反応が悪いのである。これはカメラにとって致命的だ。以前、熱でやられて修理に出したこともあったが、もはや直す気はない。2012年の年末から結構頑張ってくれた。ということで、後釜を探さなければ・・ポケットサイズは2015年の正月にフジ FINEPIX AX660というバカチョンを買って完動している。もはや乾電池式は中古でしか無いのだろうか。

 ググってみると、同じニコンで良さげな一品を見つけた。それはCOOLPIX B500というヤツだ。通販購入が嫌いなオイラは、翌日「カメラのキタムラ」に足を延ばした。すると、展示してあるじゃないか!しかも安い。(゚ρ゚*)

 どうやら発売して3年経過し、後継機種が発売されてディスコンになっているようだ。こりゃチャンスかも・・まずはスペックを見てみよう。

 すると驚いた。なんと、光学40倍ズームで広角域が22.5㎜まで撮影できる。さらに、近接撮影が被写体に最大1㎝まで寄れるという。信じがたい性能だ。デジカメはいつの間にこれほど進化したのだ?

 液晶画面が上下に可変できるのもいい。これらはオイラにとって理想的な機能であって、乾電池式でこんな掘り出し物があったとは知らなかった。

 3年も売っていたならベストセラーだ。その後釜も気になってくる。それはCOOLPIX B600 というもの。これがなんと、上記のメリットすべてが無くなっているのだ。止めに充電式に変わっている。こりゃ、まさに今しかない。

 ということで、COOLPIX B500を導入することにした。さっそく試し撮りに行ってこよう。

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CDより小さい。かなりコンパクトだ。

LS3/5a 聴き比べ

 LS3/5aといえば、40年以上の歴史を誇る英国BBC小型モニターだ。この現代版2機種が隣町のショップで聴き比べができるというので、人気の無い平日の午前中に聴かせてもらった。

 その2機種とは、スターリング・ブロードキャスト製のLS3/5aV2と、グラハムオーディオ製のchartwell LS3/5aである。大きさはソックリであるが、見た目もかなり違う。前者は板厚を薄くして、箱鳴りを利用しているようで、背面もバイワイヤリングである。後者は板厚があってズッシリと重く、シングルワイヤリングである。どうやら、コンセプトが違うようで、前者は往年の名器に現代的スペックを持たせているのに対し、後者は忠実な復刻を目的としているようだ。さっそく聴いてみよう。

 両者が置かれたスタンドが異なるので、比較のために乗せ換えて試聴する。試聴には耳タコのウイリアムス浩子を使う。

 前者は音が明るく伸びやかな響きと軽い広がりがあって、良いスピーカーだな・・と直感した。若干低音不足ではあるが、このサイズの密閉型では順当だろう。後者に切り替えると、同じLS3/5aでこれほど違うかと関心が沸いた。一聴して大人しく聴こえるが、中域の密度と絞り込みが強い。そして、低音も実にパワフルである。

 この2者は優劣ではなく、まさに好みの違いが大きく分かれよう。私的には後者に大変興味を引かれた。グラハムオーディオは、以前大型のモニターを試聴して良い印象が無かったが、これは気に入った。重心が低いため、このスピーカーには金属製スタンドがベストマッチだ。

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グラビティ 繰り返される宇宙

 このB級SF作品を観たくなったのは、時間ループを扱ったものだから。しかも上映時間が70分と極めて短い。これも気に入った。今は長い映画をダラダラ鑑賞する時代ではないのだ。

 解説を見ると、どうやら配信動画を映画にパッケージし直したものらしい。なかなかの賞も獲っているので、期待して観た。ハードルが上がった目線にも耐えて、結構良い線いってるねえ。特に映像のクオリティはA級SFレベルだ。ストーリーもいい。SF慣れした目で追っても、クライマックスまでの展開に満足できた。

 俳優はマイケル・アイアンサイド以外は無名。ん?・・以前も同じこと書いた気がするなあ。まあいい。10分動画をまとめたことで、かえって主人公のバックボーンの回がしっかりあるため、たった70分なのに人物像もしっかり描かれている。また、ハードタッチのSFなのに、タイムループの世界を分かり易く魅せてくれる。時間の異なる同じ人物が接触しないよう、パラドックスを避けた配慮もいい。

 質の高い映像は実に細かい部分まで手抜きが無い。この監督はまだ無名だが、大作の手伝いをしながらSFファンらしい高度な作品を今後も作る事だろう。


映画『グラビティ 繰り返される宇宙』予告編