シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

リビングオーディオ

 リビングオーディオを勝手に定義するならば、家族がくつろぐ居間で実践するオーディオとなる。自分の部屋やオーディオ専用ルームで実践するオーディオとは大きく違うのだ。

 オイラは生粋のリビングオーディオ。そもそも自分の部屋なんて無い。寝る時もこの部屋のソファーで寝落ちしている。そんな人は少数派だろうが、プライベートルームが無くてもオーディオが楽しめる実例だ。何が違うのかと言うと、まず第一に家族がくつろぐ空間であることが優先される。だからセンターTV方式が合理的だ。映画も楽しむオイラはむしろ好都合と言える。そして、オーディオ機器は幅をきかせてはいけない。ウチの居間は11畳で、オーディオ機器はTVも含めて2畳の中に収めねばならない。その中にサードシステムまでフルコンポで設置しているのだ。もちろん、ギュウギュウに押し込んでいるわけではなく、足元から背面まで趣味人として考えぬいた空間処理をしてきた。リビングオーディオでも、凝る事は可能なのだ。

 前にも言ったが、冬と夏とではカーペットが変わるので音が変化する。具体的に言えば夏の方がライブになるのだが、それはそれで良しとしている。ただ、嫌な響きが出ないようなルームチューニングはしてきた。また、窓を開ける時期は音が駄々洩れなので音量を上げられない。かといって、真夏はエアコンの冷気を隣室や廊下にも回す関係上、居間だけ涼んでいられない。気兼ねなくオーディオを楽しむめる時期は限られるのだ。

 リビングオーディオは制約が多い。しかし枠に嵌められると、人間はアイディアを出すものである。ウチはオーディオなんて無理だ・・という人もいるだろう。理想からほど遠い環境でも、オーディオは楽しめるという企画をオーディオ誌には期待したい。