シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

長辺か短辺か

 スピーカーを部屋の長辺か短辺のどちらに置くか、昔から話題になったテーマだ。 8畳間のような正方形の部屋では関係ない。正方形はオーディオルームとして不利とも言われる。庶民オーディオは6畳間や10畳間の部屋を使うのが一般的だ。それを前提として考える。

 我が家では短辺に置いている。建築時から短辺にスピーカーを置く間取りと床補強、専用屋内配線をしていたので、選択もヘチマもない。また、その頃は趣味人としての経験があまりに拙かった。

 これから部屋にスピーカーを置く趣味人の卵にアドバイスするならば、まずその部屋は生活の場とリスニングルームのどちらにウェイトがあるのかで変わる。生活の場を重視するなら短辺に置いた方がいい。理由は、間違いなくその方が生活空間が広くとれるからだ。昔と違って昨今のスピーカーは奥行が深く、駆動機器は小型の機器があるので、スピーカー間に集約できる。

 リスニング環境を重視すると、長辺に置いた方が有利と思う。左右の壁からスピーカーを離して置けるので、容易に広大な音場が得られるだろう。リスニングポイントは近接するが、昨今のSNが良好な機器であればニアフィールドは欠点にならない。短辺に置くと、オイラのように左右の壁面反射で苦労するだろう。

 近年のオーディオ機器は前面がスリムなデザインに傾倒し、奥行を深くするしかない。すると、おのずとラックも前後にスペースを取られる。フルサイズのコンポはウサギ小屋には致命的に邪魔な存在となるので、これからはB&Oのようなオシャレでコンパクトな高音質オーディオが台頭しそうな気がする。