シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

音の良いロック、ポップス

 高音質なソフトというと、クラシックやジャズが頭に浮かぶ。論者が押す高音質盤を見るとほとんどがそうだ。機器の評価をするソフトも同様である。昔は音が良ければと、面白くも無い訳の分からん演奏のCDをよく買ったものだ。どうせ聴かないのに、音が評価されていると捨てられないのが、オーディオ趣味人の悲しいサガだろう。もちろん、傅信幸さんのようにロックやポップスを試聴に使う例外もある。オイラはそっちの方も好きなのに、その音の良し悪しが分からなかった。

 クラシックや声楽、器楽曲のような音場情報が無く、ゼネラル機器で聴く前提に作られた音楽で音の良し悪しがあるのだろうか。実は、ここ10年近く前から懐メロやヘビメタまで聴くようになったので、やっと分かるようになってきた。

 サブシステムのTADモニターは小型密閉型で、低音をトーンコンで増強しつつ抑制感の解消を目標に手を掛けてきた。満足のゆく音になるのに10年以上掛かってしまったが、今ではロックやポップス系の音の良し悪しがよく分かる。簡単なことで、このシステムで大音量再生すると、音質が悪いCDは五月蠅くて耐えられなくなってくる。誤解の無いよう言っておくと、録音が悪いものが音質が悪いとは限らない。例えば、歌謡曲では歌手の声よりバックミュージックが左右から迫り出すものが多い。これなどはラジカセのような機器で聴く人を前提にした録音の弊害だろう。趣味人の立場から言えば録音が悪いとなる。しかし、音質自体は悪くないケースもあるのだ。

 ロックやポップスは、サブシステムで大音量再生しても気持ちよく聴けるなら、その音質は合格だと言える。これはヘビメタのような音楽でも変わらない。概してスーパースターと言われるアーティストの作品は音が良い。膨大な金を使い、超一流のエンジニアがブライドを掛けて録音しているのだから当然だ。マイケルやマドンナのCDは爆音でも崩れず、スカっと抜けて気持ちがいい。キレがよくて低音に深みがある。また、ラップやフレンチポップスでもビックリするほど音が良いものがある。

主観なれど、音が良いものを抜粋して画像でアップしとこう。

古いものが多いが、中古市場で入手できるだろう。