シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

沈黙の艦隊

 沈黙の艦隊は1988年から連載された、かわぐちかいじ作の漫画である。30年以上前の漫画をなぜか今頃映画化されて上映中だ。

 オイラはまだ映画を観ていない。というか、観る気はない。3部作のアニメは観たが、長い原作のハイライトとなる戦いを再現しただけで、まったく半端である。ジョジョ鬼滅の刃みたいに、忠実なTVドラマとしてアニメ化すれば素晴らしいが無理な話だろう。映画もそれと同じなので結果として失望するのが分かっている。それなのに大きな予算を使って今頃映画化する意図が分からない。キングダムのようにウケルと思ったのだろうか。

 漫画の世界観は見事なものだった。盗作云々でケチが付いたが、オイラからすれば面白ければいいのだ。盗作元を知っている御仁だけが面白くないのである。アクションと政治の戦いが大変な緊張感で引き込まれる。そして、主人公が投げた理想論が良い塩梅にリアリティと夢があって見事な作品だった。それだけに、切り取られた部分の映画化は興味が湧かない。そもそも、あの頃とは世界情勢が違う。もはやアメリカは世界の警察ではない。どういう時代設定なのか、観てきた御仁には教えてもらいたい。


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