シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

漫画の映像化について

 ヒットした漫画を原作として、実写映画化やアニメ化することがよくある。漫画大国の日本ではその傾向として、国産漫画の実写化は大成しないというものがある。逆にアニメ化したものはすんなり受け入れられ、興行収入を塗り替えるほど人気が得られている。

 では海外ではどうなのか。米国のマーベルやDCコミックのヒーローは軒並み実写化されて大人気だ。これは何故だろう?これらのスーパーヒーロー映画は、日本でも素直に受け入れられているようだ。おそらく、日本人はアメコミの購読者が少ないため、違和感が無いのであろう。しかし、現地ではそうはいかないはず。オイラが思うに、アメコミの絵柄やストーリーが実写化との乖離が少ないのであろう。昔、クリストファー・リーブを見たとき、スーパーマンの作画とソックリで驚いたものだった。

 どうして日本の場合、違和感が大きくなるのだろう。これは日本の漫画が可愛いらしいからではないだろうか。日本人はカワイイものが大好きだ。そんな絵柄から構築されるファンの理想像は、まず現実の俳優では追い付けない。誰が何を演じても違和感が先立ってしまう。オイラが例外と認めるのは「ヤッターマン」でドロンジョを演じた深田恭子だけだ。彼女は逆に漫画よりカワイイ  b( ̄▽ ̄*)

 このどうにもならない壁をアニメでなら難なくクリアできる。むしろ、美しいカラー映像の動画となって命が吹き込まれた感を覚える。最近で言えば、「葬送のフリーレン」のアニメ化は素晴らしい。実に細かく美しい作画で、そのキャラは大変愛らしい。アニメを観て感激したオイラは漫画も覗いてみると、線が細くて少女漫画のようで読む気が失せてしまった。これが実写になったら・・絶対観られたものではないと断言したい。

 サブスク時代になって、日本のアニメはさらに諸外国から人気を得ている。国籍を超えて皆、可愛いものが好きなのだ。これからの日本は、おもてなしとカワイイで世界を相手にするしかないだろう。


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