シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

青春のディスコ隆盛時代 番外編

 40年位前の記憶を頼りに表題の思い出を書き込んだが、当時の音楽や風情をユーチューブで観ると色々思い出してくる。

 あの当時ディスコが流行ったのは東京だけではなく、夏休み等で田舎に帰っても空前のディスコブームであった。隣町では老舗のサンジェルマンの他、3店舗位出現していた。地元の磐田でも2店舗オープンしたほどである。それでも飽き足らず、お祭りでテキ屋の隣にダンボールを敷いてラジカセを鳴らし、ブレイクダンスをやったりもした。怖いもの知らずである。

 映画も「グリース、フェーム、ステイン・アライブ、ブレイクダンスフラッシュダンスetc」などの作品が作られ、すべて観に行った。(今ではオイラの対象外だ。)アーティストの中ではマイケル・ジャクソンに衝撃を受けた。あまりに曲とダンスがカッコよく、真似して踊ったのを覚えている。(銭湯の脱衣所鏡前でよく練習したなあ)TV番組も今思えば特異であった。ゴールデンタイムの多くを音楽番組が占め、深夜になると洋楽のヒット曲を毎日のように紹介していた気がする。

 しかし、こうした音楽のお祭現象は次第に低迷していく。打ち込みやシンセで手軽に曲が作られるようになって、金と時間が掛かる作品が作り難くなったのが一因かもしれない。旨い酒を飲んで酔った後は、アルコールなら味なんてどうでもいい・・と続けていたら、ゲロを吐くようにバブルが弾けて雲散霧消となった気がする。

 今、歌謡曲は懐メロとしてCDを集めているが、当時のディスコで流行った曲は一つもない。耳鳴りがする爆音で踊り狂っていた曲の郷愁は、オーディオの正道に沿ったまともなシステムでは得られないからだ。