シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

マグネットで対策 その2

 話題の対策方法は百均で売っている強力磁石を2つ用意して、ケーブルをサンドイッチすればよいと言う。どうやら手法は違えど共に応用物理学で説明が付く手法らしい。ダイソーで探すと文具コーナーにあった。それもなんと、ネオジウムマグネットだ。錆びやすいのでニッケルメッキされ、ボタン電池みたいである。大きさが違っても磁力は変わらないので、ためしに中サイズで2個100円のものを2つ購入してみた。

 どこに使おうか思案すると、この手法はリングマグネットと違って使い勝手がよいのが分かる。挟んで固定すればいいのだから設置場所の自由度が実に高いのだ。しかし昔からOA用で市販されているフィライトコアと何が違うのか?あれは音質劣化の代表のように言われているぞ。まあいい。テストはサブシステムのモノラルアンプ(フライングモール)の電源ケーブルに決めた。

 ケーブルはワイヤーワールドのエレクトラ・リファレンスⅢで、20年ほど前の高級品だ。メインシステムと違ってタップを介さず、壁コンから直刺ししている。このインレット付近に反発するように挟んで(結構いやがる)ビニールテープで固定した。古いケーブルだが腐っても鯛、こんな安上がりの簡単な対策で変化を魅せるだろうか・・

 これが仰け反るほどの大変化で、近年経験のないほどの効果に言葉を失った!!普段なら、なるべく個々のファクターに分けて変化のニュアンスを伝えようとするが、そんなレベルではなくスケール感が段違いだ。パワーアンプを遥かに強力なタイプにしても、こんなにスケールの大きな音楽再現はできないのではないか。音圧は変わっていないようだが、音楽表現が二回りは大きく感じる。ニアフィールドで試聴しているのに視界の外側まで音場が広がっているようだ。でも音像が肥大せずに音色が濃い。

 これはもう、いても立っても居られない。あらゆる対策を施したメインシステムではどうなるのだろうか。   ~つづく~