シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

必殺仕事人 2023

 年に1回の定番と化したこのシリーズ、昨年は割とまともな出来だったので録画して見た。

 今年はダメだ。後半の良き医師が名誉と金に目がくらんで悪に染まる展開は悪くない。しかしそれも使い古しのパターンであって、すべて予想通りの話だった。世相をパロった事案や今をもじった笑いは大昔からある。必殺の個性だからそんなところでツッコミは入れない。どうにも我慢がならんのは、大げさでワザとらしい演技と演出で、演者も長いのだから嫌気が刺すだろうに。年に1回なんだから「こんなダサい演出は嫌だ!」とストライキぐらいやってはどうかと思う。まともに観れたのは遠藤憲一だけ。それももう降板だ。

 以前のように目玉となるスター役者を呼ぶことも無くなったし、使い古しの音楽といい、新味のないキャラといい、スタッフのやっつけ仕事としか思えない。東山紀之も、おそらく気持ちはシリーズ晩年の藤田まことと同じだろう。もはやこの土台では何をやってもダメだ。主役の渡辺小五郎だけを残し、全てを変えてしまった方がいい。そして、渡辺家は子連れの3人家族とし、妻役は木村佳乃で全てアドリブにすると面白そうだ。


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