シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

イコライザー2

 2014年公開「イコライザー」の続編。

 主演はもちろん、デンゼル・ワシントン。今回も社会の陰に隠れた悪を、死んだ魚の眼になって懲らしめる。ただ、タクシーの運転手に転職したようだ。

 前回のホームセンターで働くしがない中年男は、設定がユニークだった。裏の仕事にホームセンターの道具をちょいと失敬して、ちゃんと戻して置くしたたかさ。続編が同じパターンでも面白いと思ったが、タクシーの運転手という人とのコミュニケーションの場を持ってきたことで、別の面白さが発現するかと思いきや、期待外れと言っておこう。

 展開のすべてが、人気作の続編が陥るパターンの内容ばかりで、何一つ意外性が無い。元同僚が出てきた時点で、即コイツが犯人と分かってしまう。まあ、その流れも確信犯・・と言い切れるほどの予測不能な展開があればいい。しかし、何も予想を裏切ってくれないのだ。

 この主役の魅力は十分あるので、あとは面白いストーリーの他にサブレギュラーがあったほうがいい。シリーズ作品は、たった一人のヒーローだけではキャラが引き立たないし、観客に世界観が伝わらないと思う。必殺シリーズは、中村主水や渡辺小五郎だけでは続かないのと同じだ。


映画『イコライザー2』本編アクションシーン