今年も終えようとしている。早い・・1年が過ぎるのが実に早くなった。もとより冒険思考ではないので、パート仕事の平穏な日々と同じような生活の繰り返しは、時間の経過感覚があっという間だ。人生にときめきが無い証拠である。
さて、オイラにとって今年最も大きなトピックは、やはり脳腫瘍で入院したことだ。3月から目が霞み、眼医者で検査した結果は脳疾患の疑いだった。脳神経外科でMRIを受け、脳下垂体腫瘍と判明、医科大学付属病院で手術のため2週間の入院となった。俎板の鯉になってしまえば諦めもつくが、そこに至るまではもう生きた心地がしなかった。それが今では夢だったのかと思うほど元通りである。後で知ったことだが、オイラの執刀医師は全国を飛び回っている名医だという。人生、ツイテない時もあればラッキーな事もあるということか。
映画はもう、本当に劇場に行かなくなった。今年映画館で観たのは「キングダム２」だけだ。シニア料金で観れるようになったのにズボラな性格は変わりようもない。サブスク中心の映画鑑賞は今後も変わらないだろう。ただ、配給サイドもそんな時代の流れに沿っているようだ。家庭内ホームシアターの一般化で、映画館と言う存在は、無くなるのかもしれない。
オーディオは相変わらずだが、堂々巡りに陥らずに音に磨きをかけてきた。福田屋のリングマグネットやWE16GAのスピーカーケーブルなどは、実験的な興味であったのにもはやメインで大活躍である。意外なほど効果が大きかったのがAETのノイズイジェクターだ。現在3つ使用中である。オーディオ界で一番ショッキングな出来事は、やはりFALの操業停止だ。高齢な古山のおっちゃんも引退し、今後FALのスピーカーは、知る人ぞ知るビンテージ品になっていくのだろうか。
それでは皆さん、良いお年を！
