シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち

  オイラにとって、宇宙戦艦ヤマトは「愛の戦士たち」で終わっているので、それ以降の作品は観たことが無い。その当時は高校生になった頃なので、別のマセタ興味に走ったわけだ。

 まさにそれ以降をリメイクした2205には興味が無かった。ツタヤで借りて観る気になったのは、DVD2枚に収まっているからだ。このコンパクトなまとめは、前作までの反省なのか。TVシリーズにする気が無く、映画のブツ切りだからであろう。逆にそれならまとまりが良いかもしれない。一気に観終えた感想は、まあこんなものだろう・・だ。

 舞台設定は薄々分かっていたので、デスラー中心の話になるだろうとは予想していた。正直言って、イイ人になりすぎである。一人でも多くのガミラス人を救おうと決死になる姿は、2199で多くの市民をヤマトもろともデスラー砲で吹っ飛ばそうとした狂気と相関しない。スターシャの衝撃の告白も、はいはい、これもガトランティスと同様、スタトレのドミニオンパターンね・・と新味がない。唯一、他国間の戦争に同盟国の決断を迫られる展開は面白い。しかしそれは物語の主題でも何でもないのであっさりしたものだ。また、若い世代の描写は時間的に逞しく成長させるのに無理がある。コンビニでダシの染みていないおでんを急いで食べたような印象だ。

 この話は3199へと続くらしい。どうせなら今度はDVD一本にまとめてはくれまいか。それなら無茶な欲張り設定をする気にならんだろう。


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本作のクライマックスは変だ。デスラーの船がデザリアムに突っ込んだ後、切羽詰まったスピード判断の状況で何故あんな時間的余裕があるのか。

それに・・リメイク段階で、日本人しかいない世界っておかしいと思わないのだろうか。