何度か話に出てくるサードシステムについて、全システムの紹介レビューをしたときにBGM,AV用だと記載した。(2021-01-27 マイシステム紹介 参照)実は今、ピュアな鑑賞でも無視できない存在になっている。
サードシステムは、オンキョーのTorino#3という古い3Dスピーカーのサテライトに、アイワのミニコンポ用のサブ・ウーハーを組んだもので、ケンウッドのフルデジタルレシーバーで駆動している。すべて格安中古品で、特にスピーカーはトータル2千円というジャンク品だ。ところがこの各々が大変な優れもので、「サードシステム」で検索してもらえれば詳細が知れるところだ。
当初はシステム紹介通り、BGMや映画鑑賞のAV用として軽く扱っていたが、6月にTVが最新の東芝レグザになって、内蔵スピーカーの音が良くなったのが切っ掛けとなった。それならとNHKのクラシックを観みるとき何気にサードシステムの音をミックスしたら、抜群に心地よい音に合成されて唸ってしまったのである。
FALやTADとCDソフトで比較すると、高域は伸びないし低音は過多でぼやけている。音像は無いに等しい。しかしここにTVの音声が加わると、聴き心地の良さはメインシステムすら上回る。実に不思議だ。優れた音と気持ちの良い音は違うのだと改めて認識せねばなるまい。
サードシステムの音が何故心地よいのか・・しばし考えてみたい。