ついにヤマト2202が登場した。第2話まで拝見して思ったのは、2199のときと同様にオリジナルをリスペクトしたリブートになりそうだという点。それはそれで、ファンを裏切らない路線で歓迎したい。
キャラも今後増えていくのだろう。ガミラスと表向き同盟を組んでいるという展開は社会派の話が予見されて楽しみである。封印したはずの波動砲もスターシアとの約束はどこへやら、アンドロメダ号に拡散波動砲が無くては存在感ゼロなのだ。他界した沖田艦長も草葉の陰で悲しんでいるという展開。次々と軍拡路線に世界が突き進む中で、単独に行動するヤマトが2199のときの信念を貫く・・そんな先を期待したくなってくる。
しかし、すでに2話の時点で不安もある。2199はヤマトを発進するため、世界各国からエネルギーと期待が寄せられた。その後は孤独な宇宙空間ゆえに問題は無かった。今回は復興した地球とガミラスの同盟という前提で進むのだ。どうしてもグローバルな描写が必要で、昔の子供騙しなアニメのように日本人が世界の中心ですべてが運ぶようでは幻滅である。
さて、オリジナルでは、デスラーが重要な転換のカギを握って登場した。今回も必ず登場するだろうが、どんな役回りにするのかがポイントになりそうだ。
エンディングテーマ曲に懐かしい沢田研二の歌が流れて郷愁をさそう。2202は最終的に映画版とＴＶ版のどっちのクライマックスを採用するのだろうか。映画版をとれば全てが終わってしまうが・・まずは次を観たくなるアニメが復活して喜ばしい。
