今年の春号では、オマケCDとしてN&Fレーベル のサンプラーが付いている。その中の廣津留すみれちゃんのメンデルスゾーンがフェードアウトなのは残念。サンプルだから仕方ないが、今でもこうした高音質CDのマイナーレーベルが元気なのは喜ばしい。
記事では各論者が若い頃聴いていた音楽を披露している。懐メロが意外と音が良いというのはオイラも同感だ。また仮想アースをとても大きく扱っており、その接続ケーブルまで各種試聴記事がでてくるほどトレンド。もはやオーディオ趣味人の必需品ジャンルになった感がある。殊更高価にするでもなく、むしろ登場当時より安価になってきているのは好ましい。
さて、オイラが注目したのは福田屋である。毎回、福田雅光氏が興味深い比較検証やアイディアの披露をして楽しませてくれる。今回の「大発見! ケーブルにリングマグネットが劇的効果」で紹介されたアイディアは面白い。実は182号の「電源ケーブル選手権2021」で、彼はすでにこの発案を披露していた。その時はあまり印象に残らなかったが、あれから効果が大きいと確証を得たのだろう。とても簡単で安価な方法だし、この手のリーダー格である彼が劇的効果とプライドを掛けて言うのだ。これは早々にオイラも確認してみたいと思う。