シーズン3をやっと観ることができた。2を観終えてから2年近くなる。それだけの時間を掛けたTVドラマだけに、その内容は満足している。しかし、2のときほどの満足感ではない。
やはり、エンタープライズとの共闘や謎の伏線回収、スケールの大きなクライマックスなど、2の出来は抜群だったのだ。もちろん3も悪くはない。一度見始めたら止まらなくなり、あっという間に13話観終えてしまったのがその証拠だ。惑星連邦崩壊の謎を追うというテーマも興味深い。しかしある不満がどうしても引っ掛かる。それは時代設定だ。
1,2の舞台となる23世紀半ばから、930年後の未来での活躍を描くものであるが、正直言って1000年近く経っている割に、科学技術がさほど変わっていないのはどういうことか?小間物が進化している程度なら、25~6世紀ぐらいにしておけばいいのではないか。さすれば、ピカードとのコラボもできそうだ。そもそも930年も経過しているのに、未だにダイリチウムが必須エネルギーで取り合いをしているのは可笑しい。牛車に乗っていた平安時代の人間が、タイムスリップして現代に来たら牛の取り合いで合戦をしていたのと同じだ。この設定のガッカリ感はオイラだけではあるまい。
それでも自信があるのか、13話のラストは何の呼び水も残さず大団円で終わる。シーズン4は約束されたものだったのだろう。