シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

東京五輪2020 開幕

 いよいよ東京五輪が開幕した。あれこれとスッタモンダあって、最後の最後までどうなることかと思ったが、前代未聞のオリンピックが実現した。もはや、「おもてなし」もヘッタクレもないが。

 無観客で始まった開会式、これを観終えて皆の本音はどう思ったのだろうか。綺麗事を言っている人も多いけど、デビィ夫人は正直だと思った。オイラも正直に言って、地味すぎたと思う。おそらく予算やご時世も考慮した演出なのだろうが、違和感たっぷりである。

 1800機を超えるドローンで地球儀を作るのは良かったが、各々の演目がバラバラで小ぶりに見えてならない。たしかに漫画、ゲーム、お笑いパフォーマンスなどは今どきの日本を象徴している。しかしそれは、この舞台で自慢げに見せるものでもないだろう。ピクトグラムのパフォーマンスなんて、「有吉の壁」あたりで芸人がやることだ。

 すべての演目にスケール感がない。まさにまとまりの無いB級映画の様相と言っていい。一番印象的だったのは、迷惑なバッハ会長の長すぎる祝辞だ。会場の選手はだれもが嫌気が刺したことだろう。また、私的に医師や看護師、救急救命士などの医療従事者が、重要なポストで登場するのも気に入らない。長年同じ業務をしてきた人間として言えば、彼らは課せられた任務をしたにすぎず、特別なスポーツの祭典に登場するのは場違いである。

 まあ、オリンピックが始まったことはたしかだ。日本人選手には、ぜひ自分が満足する成果を出してほしい。