3年ほど前にも試聴リファレンスについて書き込んだが、それはほとんど変わっていない。ただ、オイラは何かを変えて判断するときは20枚位のディスクを聴いて確信を得るようにしている。
最初に使うのは5枚ほどの耳タコCDである。使うポイントは決まっていて、1枚あたり30秒ほどしか聴かない。だから試聴とは別の曲を掛けるととても新鮮だったりする。ここでは音の変化しか聴いていないのだが、音質が向上してくると変化が掴みにくくなってきた。
その後は、耳タコまではいかない試聴ディスクが30枚ほどあるので、その中から聴いてみたいものをチョイスする。ここではすでに微妙な違いなどどうでもよく、以前の記憶より良くなっているのか確認している。この時点で本質的な音の改善が感じられればOKだ。そして、音楽が楽しく聴けているか判断している。
最後に必ず日本の懐メロを数枚掛ける。これがツマラナイようではダメだ。もはや集中力が無いので、好きな曲に浸る目的でもある。ところが、歌手の息遣いや細かなニュアンスが初めて感じられたり、曇った音だと思っていたディスクが見違えるほどクリアに聴こえたりする事がある。この時は「よしよし!」と満足だ。
こんなことを繰り返していると、棚に並んだCDのほとんどは埃を被っている。でも、そんなもんだろうと思う。
そろそろ更新したい耳タコCD。