フルテックの大ヒット商品、コネクター・ケーブルホルダーNCF Boosterについては、2018年の春にリポートした。（2018-4-2 コネクター・ケーブルホルダー参照）あのときは気のせいレベルの商品と思ったが、自宅の電源ケーブルはインレットがユルユルなので、ホームセンターで物色して塩ビパイプを固定するフロワーバンドを代用品にすることを思いついた。これが大正解で、主要機器すべてにあてがって今に至っている。
最近、懇意の店で大量の中古品が放出された。その中に、NCF Boosterがあったので、買ってみることにした。本家がフロワーバンドとどれほど違うのか、興味津々だ。しかしこの商品、2本の柱のメッキがかなり劣化している。発売されてまださほど年月を経ていないのに、粗悪なメッキ処理だなあ・・CDPのフロアーバンドと交換してみよう。
・・実は、気のせいレベルならボロクソ書いてやるつもりだった。買った懇意のショップでも了承済みだ。微妙な違いを予測して、今日は耳タコで音しか聞かない気合で臨んだのだが・・悔しい事に向上した。（笑）
2年近く前、フロワーバンドを導入して、インレットのグラつきを改善した時点でも劇的な改善を見た。(2019-3-16フルテック NCF Booster の代用品 その２ 参照）あの代わりだから、所詮駄耳じゃ大差なしが妥当な線との先入観もあった。予想外に耳に届いたのが高SN感だ。これ、一聴で分かるのである。耳タコCDの無音と音像との隙間があまりに明確。その音像の姿が虚像とは思えないリアリティだ。そして、中低音の再現が過去最高の出来だ。自画自賛もほどがあろうが、他でも聴いたことがない。CDPのフロワーバンドを1か所変えただけなのに・・ただ、この効果は聴き心地の良さを追ったシステムでは大差ないとなろう。常にオーディオ的改善の正道を追求した、その延長に恩恵が得られるアイテムと思う。
やはりNCF素材が効いているのだろうか。そこしか違いが思い当たらないのだ。かといって、他の機器もフロワーバンドから変えるかと言えばノーだ。発案者の意地もある。ただし、また中古品でも出てくれば別かな。
