シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

複数の機器を持つ意味

 オーディオ趣味人で複数の機器を持つ人は、それぞれ理由がある。ジャンルによって機器を使い分ける。純粋にオーディオ機器が好き。自作マニアで自然に増えていく・・ETC
 オイラの場合は、メインシステムの音を客観的に俯瞰するためのモニターだった。ところが、今ではその役目を逸脱して限界まで追い込んで楽しんでいる。最近、その過程で2組のシステムを隔てなく聴き込んでいると、両刀使いゆえのメリットがあることが分かった。条件として、両機が同じ部屋で同じ試聴スタイルであればの話だが。
 先日、サブシステムの大音量再生限界を知ったのもその恩恵だ。比較対象が直近にあるということは、何か疑問が湧いたときに解決のヒントになるのだ。ソフトが悪いのか、部屋が原因なのか、スピーカーの癖なのか等。
 もちろん、互いにどんなセッティングをトライしても、ベストの音を出し合うことは不可能に近い。だから、あらかたの趣味人は同じ部屋にあまり複数のスピーカーを置かないのだ。我が家でも、中央にTVやセカンドシステムが無ければ、FALをもっと理想に近いセッティングができるだろう。
 これはどこまでストイックになれるかの差だろうが、見方を変えれば条件や枠の縛りがあることは、逆に理想的環境があるより良き発見やアイディアが生まれると思っている。紙面で紹介されるような豪華試聴室が一生持てなくても楽しめるぞ。