シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アースラインノイズフィルター

 サウンドナイトというアクセサリーを借りてきた。中古品のこの手のものは自宅で聴いてみなければ何も分からない。
 そもそもアースラインフィルターとは何だ?調べてみると、アースを辿ってインバーターなどのノイズが混入するのを防ぐものらしい。通常の電源フィルターと違い、主電線に影響を与えないのがミソなんだろう。開発したメーカーはアースラインからのノイズによる産業機器への悪影響を対策をしてきた会社で、シロ〜トがアイディア任せで作ったものではない。
 借りてきたものは7万円以上もする最初のもの。今では廉価版がパート2として発売されているらしい。まずは一番変化が分かり易いだろうCDPに使ってみる。
・・・分からん・・こんなもんかあ。いや、そうではない。試聴してから気が付いたが、我が家の前段機器(CDP,クロック、DAC)は電源ケーブルが全て日本オーディオ製だ。つまり、アース線がそもそも無いのである。これでは効果があるはずがない。となると、アンプ系に使うしかない。
 プリアンプに使ってみよう。アキュのC-2420とサエクPL-5800の間に挿入して聴いてみる。試聴後は買うか否かを決めるので、慎重に付けて外して又付けてと繰り返して聴く。
 違いは明白だ。中域から高域の滲みが消え、リアリティの高さが増す。これは音楽ソフトより、環境音でよく分かる。奥行感が深くなり、フワっとした広がりは無くなる傾向だ。音場が狭いと言う意味ではない。また、特筆すべきは第1印象として音がゆっくり聴こえた事で、過去にも経験があった。これは静けさが増して質が向上したときに感じる錯覚だ。低域の変化はほとんど感じられない。よって、ベース演奏のソフトでは違いが分からない。金管楽器が分かり易い。
 音質向上を確信すると元に戻りがたい。1週間後に購入と相成った。しかし、買ってほどなくしてモヤモヤとした疑問が湧いてきてしまったのである。      〜つづく〜