4月から職種が変わったため、慣れない仕事にてこずっている。
土日と連続でイベントの挨拶、講評を頼まれた。これまでも講習会などでアドリブの話をすることは多かった。だから余裕で安請け合いしたのだが、まったく上手く話せないのである。
人前で話をするのには慣れているはずなのに・・何時間も講習指導してきた自分が1分も満たない話ができなくなってしまったのだ。
実は理由は明白であって、整列された式典で壇上に立ち、硬い話をマイクを通してすることが苦手なのだ。オイラはマイクが嫌いで、どんなに広い講習会場でも地声でやってきた。マイクを通して話をすると自分の声が不快でならないからである。そんな気分で当り障りのない建前の話をするなんて、それは話とは言えない。
事前にこんな挨拶をしよう・・と覚えてきてもその場に立つと妙な緊張感で忘れてしまうのである。得意のアドリブは効かない。建前話はそもそも心に思ってもいないことなので、代用の言葉も思いつかないのだ。
やれやれ・・嫌な仕事である。結婚式のスピーチとか絶対できないオイラ、余興ならいくらでもできるんだけどねえ。政治家には絶対向かないタイプである。