サッカーのワールドカップで大盛り上がりの今、初めて導入されたVRA判定が注目されている。
いわゆるビデオ判定で、後から結果が覆されるケースが多いからだ。これをどう思うか。
これまで多くのスポーツがビデオ判定を重視してきた。審判も人間なので間違うことはある。最新のデジタル技術は寸分の間違いもなく映像で確認できてしまう。これほど説得力のある判定はあるまい。
意外にも、伝統格闘技の相撲がこのビデオ判定をかなり前から重視してきた。立行司が短刀を懐中に置くほど、その判定は命懸けだった歴史のある国技でもそうなのだ。サッカーのような世界的スポーツが、これまでビデオ判定を採用していなかったのが不思議でならない。
昔、バレーボールを長年やっていたオイラは審判もよくやらされた。高速アタックがラインを割ったか？ネットタッチがあったか？人間の視力では分からないときがあるのは事実だ。学生時代、オイラの裁定に不服をもった外野連中に拉致された経験がある。プロスポーツのサポーターには狂った連中が多いから、殺人事件があっても不思議ではない。
昔、ビデオ再現では明らかに誤審なのに覆らなかった勝負について、オイラはすべて是正してあげるべきだと思う。もちろん、そのリアルタイムな喜びは帰ってこないだろうが、歴史的記録は功績として残してあげるべきだ。
