シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

Λ8.24 The Professional

 アイテックのΛ8.24(for Digital)を導入したのが今年の正月明けだった。それは、チープな外観とはギャップが激しい見事な効果を発揮してくれた。今ではCDPの足として挟みっぱなしなので恩恵が感じられないが、書き込みをみれば思い出す。(しかし、読み返すといつもボキャブラリの無い感想だ。)そのプロフェッショナルバージョンが出たという。実は夏には発売していたらしく、オイラは隣町のショップ店員に言われるまで知らなかった。
 見せてもらうと、オリジナルより一回り大きい。形状も変わったが、その安っぽさは相変わらずだ。子供のガラクタと混じったら捨てられるに違いない。価格を聞くと、3万8千円だという。こりゃ驚いたというより呆れた。如何に上級バージョンとはいえ、価格が倍以上とは・・
 ではオリジナルと比較試聴させてもらおう。対象機器はISOTEK EVO3 SIGMAS、以前体験した弩級の電源コンディショナーだ。私的に気に入らない機器だが、今回の目的を果たせばいい。Λ8.24に高さがないので、SPECのインシュレーターと機器の間に挟んで聴き比べるとする。他の使用機器はいつものエソ弩級システムとB&W802D、ソフトは太田裕美SACDとウィリアム浩子。
 まずはオリジナル。ふむ、肌理がサラサラと細かく触りの良い音が出ている。これをリファレンスとして何が変わるのか。
 The Professionalに替えると、瞬時にその違いが分かった。ホール前列の客席に移ったような近接感がある。これはアイテック商品の特徴だろう。音量や音像が大きくなったわけではない。ボーカルの密度は高まって、間接音が実にハッキリ聴こえるようになった。これはかなり良い感触だ。電磁波や静電気対策の効果は1時間ほど経過するとベストになるらしいが、そんなに待ってはいられない。マズイな・・欲しくなってきた。
 試しに、無しの状態にしてみる。SPECのインシュレーターによる耳あたりの良い音は、これでもいいじゃないかと思わせるが、ボーカルの「ん」の声が籠るのが気になってきた。こうなると我慢できない。
やれやれ、見た目はオモチャのThe Professionalは年末の魔物になった。