シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

季刊・オーディオアクセサリー167号

 予定より1週間遅れての発売である。今回のオマケが興味深い。ヴィーナス・レーベルのUHQCDサンプラーだ。
 これは25周年記念BOX(25枚入り50,000円)のコマーシャルだ。しかし、同レーベルは2年ほど前にSACDシングルレイヤーのサンプラーを出している。(2015-12-13 季刊・オーディオアクセサリー159号参照)ここにきてUHQCD化の意図が分からない。本誌にその理由が書いてあるが、釈然としないものだ。まあいい、とにかく音がどうなったかだ。比較対象は自宅にあるエディヒギンズ&スコットハミルトンの「煙が目にしみる」を使う。
 これは見事に違う。予想通りUHQCDの方が若干録音レベルが高めである。そしてなによりも音抜け、見通しが素晴らしい。誰もが感心するであろう改善だ。ただ、ジャズ好きには偏屈者もいるので、タバコの煙が充満したクラブの風情が無くなり、クリーンなスタジオになってしまったと言うかもしれない。
 さて、紙面の記事の方はどうか。今回は銘機賞が大きな話題だ。私的に注目したのはアイテックの「Λ8.24The Professional」がアイディア賞を受賞している記事だ。実は先日、隣町のショップでオリジナルと比較試聴させてもらっている。それについではまた後日アップしよう。
 他に気になったのは、ダイヤトーンが満を期したNVC-R振動版を引っさげて、小型2ウェイで復活することだ。しかし記事の最後に、1本60万円というプライスに手頃感がある・・という締めくくりを見れば、そのターゲットはハイエンダーだ。(それもおそらく、本機をサブで置くほどのハイエンダーだろう。)本格復帰はまだ遠いということか。