シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

CEC TL3 3.0 の調整(インシュレーター変更)

 土台の構造を変えたことで、ピラミッドバランスで深みのある音が得られた反面、音抜けが悪く音場が浅い課題が残ってしまった。この音で良しとする向きもあろうが、FALらしくないので不満は拭えないところだ。 

 一方、デジタル出力を切ったマランツのSA-11S2はすこぶる音がいい。アナログ出力がこんなに良い音だったなんて・・そこで思ったのは、アイテックのインシュレーターの恩恵だ。SA-11S2には高価なΛ8.24 The Professionalをあてがっている。これを入れ替えてはと思ったが、樹脂製なので滑るのが難点。そこで、DACに使っているΛ8.24for DigitalをTL3 3.0に使ってみることにした。DACには、以前使っていたJ1プロジェクトのS35S-Jに戻ってもらう事に。

 Λ8.24for Digitalの上面は硬質シリコンの半球で点接触させるので、TL3 3.0の底板にいくらネジ山があろうと3点支持に困らないし、滑らないだろう。ベークライト製の底面は滑るので、先日買ったアコリバRKI-5005とカップリングしてみる。セットすると、安定感はあるけど押せば揺れる柔らかい支持構造となった。さあ、どんなもんか・・

 これは大当たりだ!全域でスカっと抜けて切れ味抜群、想像とは裏腹に柔らかい音ではない。とても透明度が高く、実に細かい音まで明瞭なDレンジ感。フラットに上下に伸びるFレンジ感。そして、音楽が2歩前進したようなダイナミズムはアイテックならではか。Λ8.24for Digitalは、DACよりトラポに本領発揮するようだ。明らかに音場が拡大し、それでいて微動だにしない音像が点在している。

 オイラのシステムでは過去最高の音だ。これは自分が最も好みとする音質傾向を再認識したともいえる。ただ、それでも趣味人は止まらないだろう。

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