シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

加藤登紀子

 懐メロあさりは加藤登紀子にも手を出すことになった。
 ツタヤあたりでワゴンに格安CDシリーズとして懐メロが多く置かれており、中古CDより安く買えることが多い。その中からベスト盤を購入。どっかで聞いたことがある曲ばかりだ。
 彼女の歌で近年の人が思い出すのは「紅の豚」のエンディングテーマ「時には昔の話を」だろう。マダム・ジーナの声も彼女だ。
 もう少し前になれば彼女の大ヒット曲「100万本のバラ」があった。いかにもバブル時代らしい題名だが、彼女がヒットさせる前にアーラ・プガチョワのオリジナルをCDで持っていたので何の感慨も無かった。また、大昔の「知床旅情」や「ゴンドラの唄」なんて教科書レベルの歌も彼女だ。
 そんな彼女のベスト盤を聴くと、実に暗い歌ばかりだと分かる。別れをテーマにするなんて暗いレベルに入らない。明菜の「難破船」を作ったのも彼女である。「赤い風船」では、坊やが車にひかれて死んだ・・とか、「ひとり寝の子守歌」では、一人で寝るときは便所のねずみが歌ってくれるだろう・・とか。スゲエ歌詞である。
 そんな中でオイラはとびきり音が良い曲を見つけた。「誰も誰も知らない」で、素晴らしく伸びやかで響きの良い録音だ。曲も暗すぎず、雰囲気が実にいい。