シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

バナナプラグ その4

 その4といっても以前のカキコは知るまい。ロジウムメッキの高級プラグであるオヤイデSRBNを買って絶賛したのが、その3であった。
 その後、クールでスッキリとしたロジウムの音色が、ナツメロに合わないと判断して片側のプラグを金メッキに変更、満足の日々を送っていた。しかし我が家の音は日々変化しており、質的にもグレードアップしたと自負している。そこで、今一度ロジウムに戻してみた。やはり高いものを使いたいのである。
 これはイケない!なんという冷ややかな響き、刺すような高域、とても音楽を楽しめる音ではない。いつもよりボリュームを下げなければ聴いていられないのだ。アコリバの単線を思い出す。
 ロジウムを止めて4箇所すべて金メッキに変更。言い換えれば、5000円の高級品から数百円の電工パーツ品に付け替える。これがお見事としか言いようがない。まったくうるさくなく、癖もない。ボリュームは遥かに上げることができる。アンプを変えるより大きな変化だ。
 その4に至るまで、コロコロ感想が変わっているが、その理由はやはり先入観に他ならない。ロジウムは評論家が有利だと言い切っている、高級品が悪い訳がない、そんな貧乏性とこうあるべきだという意識が誤認を招くのだ。
 たしかに高級なロジウム品の方が解像度は高い。それはよく分かる。しかし楽しめなくてはまったく意味が無い。まいど繰り返すが、良い音とは物理的に優れた音と同じではないのだ。