シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

太田裕美のSACD

太田裕美SACDは以前、「エレガンス」がステレオサウンドから発売され、購入してその音質に舌を巻いた。しかし新しいソフトの発掘に忙しいオイラは、その後全く聴いていない。
 理由は曲目がイマイチ好みと合わない事にある。PCでお試し試聴したときは良さそうだったのに、実際聴いてみるとそうでもなかったわけ。また、彼女の歌は軽い鎮静剤に近いのでオーディオ的な目的で触手が伸びないのもある。そんな彼女のSACDの新譜が2枚発売された。「心が風邪をひいた日」と「12ページの詩集」である。
 1975,76年のアルバムを再販したものだ。エレガンスより初期作で、木綿のハンカチーフと最後の一葉がシングルカットされている。普通なら素通りするところ、何故か2枚とも買ってしまった。普段、中古CDのゴミあさりしているオイラが自分でも分からない。ジャケットに惹かれ、曲目を見て何かピンと来たとしか言いようがない。
 先日書き込んだ、アイソーテックの電源フィルターを試聴するとき使ったソフトがそうである。実は店頭で購入した後、試聴盤があったのに気が付いたので失敗したと思った。せめて聴いてから判断すればよかった・・実際、アイソーテックの試聴時にはあまり良い印象ではなかったからだ。買ってしまったものはしょうがない。自宅に持ち帰って聴いてみる。
 ところが、我が家では実に良い音で鳴ってくれた。通常のCDとは比較にならない鮮度の高さだ。そこだけが改善しているのもいい。ステレオサウンドでは、一切オリジナルをいじっていないと断言している。なにより、今回は曲がオイラの好みだ。