シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

小椋 佳

 言わずと知れた、数々の大ヒット曲を作った日本歌謡界の重鎮だ。ウィキを見ると、歌手デビュー前は銀行マンで、なんと隣町で支店長をしていたらしい。オイラが小学生の頃だ。

 そんな小椋佳の名作「彷徨」をステレオサウンドが、オリジナルテープから手の込んだマスタリングをしてハイブリッドSACDを発売した。普通、店頭にはでてこないが、オーディオショップなら手に入る。特段ファンでもないが、年末に隣町のショップで試聴して気に入った。なんと5000円もするが、勢いで購入。

 正月になって、懇意のショップに年頭の挨拶に行くと、小椋佳の2枚組ベスト盤が中古で売られていた。店長はこんなもので儲ける気はないので400円である。これはルビジウム・クロックによるマスタリング盤だ。曲はダブるが、音質を比較してみたくなり購入。代表曲「しおさいの詩」で確認してみた。

 これはもう、イントロに流れる奥ゆかしいベース音を聴いただけで差は歴然としている。CD層でも音の分離、密度は圧倒的に前者が勝っている。さすが高価なだけはあるといったところ。SACD層では、音場が広く音像を意識させない自然さが顕著だ。好みもあるが、我が家ではやはりCD層の音が優れて聴こえる。それでも、あくまで比較試聴したから分かる事実であって、後者も決して変な音ではない。購入順が逆なら、5000円も出して前者を買わなかった。

 男性ボーカルはあまり買わないのだが、若い頃の彼の声は大変癒される。「しおさいの詩」でも歌っているけど、音楽ファンなら、ソフトは何でもいい・・だろう。

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