シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ジャッキー・エヴァンコ その2

 エバンコちゃんが新作を出した。即買いである。
 彼女は17歳になった。まだ未成年、でも見た目は完璧に実ってしまった。(*^.^*) もはや、ちゃん付けで呼べないだろう。あと3年もすればエバンコ様とお呼びしなければならない。
 さて、今作はどうかと言うと、中々のチャレンジャーである。前作までは彼女の得意なメゾソプラノを前面に打ち出した、腹に響く癒しの決定版であった。あの華奢な美少女と太っとい声のギャップに痺れたものである。ここに来て、ガラリと歌唱法も変えている。
 このまま行ったら普通の人になってしまう危機感だろうか。この変化は大歓迎である。中盤までは、従来のクラシックな歌唱を引き継いでいるが、特異な太さは無くなり、不必要に長くビブラートを掛けていない。その分、声にキレが加わってポピュラーな歌をマイクの前で歌うには適していよう。後半に至っては、同一人物かと疑うほどポップな歌唱である。彼女は第2のサラ・ブライトマンに進化しようとしているようだ。
 選曲も完全に大人びてきた。1曲目のカルーソーなんて、本来子供が歌うことは許されない。個人的にはもっと感情を表に出して、フィリッパ・ジョルダーノみたいな歌手になって欲しい気もする。まだ脱皮の途中で脱ぎきっていないもどかしさが17歳といったとこだろう。