試聴用リファレンスが耳馴染みのある歌謡曲になったことをカキコした。当然、このままでは終わらない。
音楽を楽しめる音の原点に立ち戻る必要があったからに他ならず、それがオイラにとっては昔の歌謡曲だったわけだ。メインスピーカーでアイドルなんか聴けない・・なんて間違いだった。ヘンテコな録音だろうと楽しめる音色があるのだ。
それを得るために必要なリファレンス・ディスクの変化だったといえる。実はこれが、それだけではやっぱりダメだと再認識する良い機会でもあったのだ。
プリをC−2420にしてから、ここではカキコしていない細かな変更もあれこれしている。適当趣味人のオイラは、一つ変えたら即試聴なんてやってられないからだ。だから何が悪いのか分からなくなることも多い。まあ、いいじゃね〜か。ヾ( ̄∀ ̄*)
久々にクラシックの試聴盤を聴いたとき、眉が歪んだ。弦楽器の余韻が籠ってスッキリしていない。高域の解像力もガタ落ちしているのがすぐ分かった。これはセッティングのせいではないな・・そう思わなければこれまでの所作が無駄になる。自分を信じなければやってられない。
あれこれ変更した中に、クロックの同期周波数を88.2Khzから176.4Khzに変えていたのだが、これが怪しいと判断して戻してみる。すると見事に弦楽器の余韻が分離してスッキリするではないか。176.4Khzは理屈では一番良さそうであるが、妙に間接音が増えて早いパッセージでは欠点が露出するようだ。歌謡曲だけではこの違和感は分かりにくい。
試聴したり、チェックしたりするソフトにはそれぞれの役目があるということだね。
長年使ってプラケースがボロボロの試聴用クラシック盤