シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

DS−25E.on.明菜

 DS−25Eについては、すでに3回カキコしているので、その4とすればいいのだが、最後の書き込みは2013年の1月なので覚えとらんだろう。
 知らぬ御仁のために、DS−25Eとはfo.Qという革新的振動吸収材をCDの中心部に張るドーナッツ状のシールだ。これが中々役に立つのである。正直言って、めんどう臭さがりなオイラは、最近貼るのも億劫になっている。なのに、久々この商品を話題に持ちだしたのには理由がある。その対象になったのは中森明菜SACDだ。
 以前にも言ったが、最近はこいつが試聴のリファレンスになっている。しかし若干ウルサイのも事実で、当時の録音に起因した事だからしかたない。それでもあがくのが趣味人、ふとDS−25Eを貼ってみようかと思い立った。実は今までSACDには貼る気がしなかったのだ。そもそもSACDは音が悪くないハズとの先入観ゆえである。
 これが大当たりだったのである。今まで70枚以上貼ってきた中で、最も顕著に効果が出たと言っていい。切れ味がグンとアップ、ボリュームアップしても音像が肥大せず、輪郭が明瞭になって彼女の歌詞がしっかり聴きとれる。しかも感情の機微や抑揚がよく再現されて、耳タコCDなのに鳥肌が立ちっぱなしだ。ノイジーな初期曲の中高域も心做しか和らぐではないか。
 何故だろう。思うに、SACDは回転速度が速いので、面ブレも激しいのではないか。もちろん、VRDSメカの御仁には意味のない話であるが。
 因みに、明菜のディスクの試聴ポイントを伝授しよう。( ̄▼ ̄*)
まず、初期の曲は声を張った収録がウルサク感じるのは置いておく。バラード系の曲で、彼女の低い声がモコらずにハッキリ聴こえるかが初級だ。「難破船」で難破しているようではダメだ。
 次が大人になってからのロック系で、何言っているか分かれば合格。サンプルとして、「ラボエーム」「タンゴノアール」で激しいビートに声が負けずに再生できればOK。それをクリアできたら、「I MISSED "THE SHOCK"」に挑戦だ。オイラは今、ここにいる。
因みに、初期の曲のウルサイ中高域は、耳を鍛えて耐えるのだ!一番金が掛からぬ対策である。