シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アキュフェーズ C‐2420 その4

 C-2420の本領が発揮し始めてきた。ハイテンションだった中域も静まって、自然なピラミッドバランスを魅せている。ある意味、C-2400の方がフラットだったが、心地よさはこっちが上。何より静けさが違う。
 もう少しである。もうちょい、女性ボーカルの張りを穏やかにしたい。しかし高域を生ぬるくしたくはない。どうしたものか・・
 J2は安物のゴム足が付いていて、購入時に交換しようとしたら大変なことになった。(2015/11/15 ネルソンパスの罠 その2 参照)それでもまともな足にしたいので、タオックのTITE−26で支えてきた。しかし音質的恩恵は記憶になく、ほとんど見栄えだ。…(・仄・)ノ
 まあ、鋳鉄が熱くなるので放熱効果はあるだろうが、金属同士の接触が特定の帯域に不要な響きを加えているかもしれない。よし、ここにメスを入れてみよう。
 J2の底板とTITE−26の間にfo.QのG-53Fを挟んでみる。これは、有機高分子シートにガラス繊維を加えて強度をアップしたスペーサーだ。結果、有意差なし。それどころか、数時間でJ2の熱によりfo.Qは変形して底板に張り付きだした。ヤバイ・・ fo.Qは熱に弱いらしい。
 そこで、おもちゃ箱をガサガサやって思いついたのが下の画像の組み合わせだ。これはJ1プロジェクトのICPコンポジット(ショートタイプ)をスパイクとして、受け側を山本音響工芸のミズメ桜製をカップリングしてみたもの。共に金属ではないので期待できそうだ。高さもあつらえたように丁度良い。
 これは思惑通りの変化があった。フォルテで張り上げた声も鋭いピークが消え、それでいてハイエンドが丸まった印象は無い。低音の弾力感は変わらず、多少軽くなったかもしれない。予想外だったのはボーカルの質感の変化だ。明るさが控え目でしっとりした落ち着きがある。とても大人っぽい肌理の細かさと色気が香る・・いいねえ!しばらく指名するとしよう(〃 ̄ω ̄〃ゞ
実は年末バブルに便乗して新兵器も入手した。これはまた後日。

左がICPコンポジット+ミズメ桜