シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

TAOC LC200-SP35

 隣町のショップでタオックの35周年記念限定モデルを聴かせてもらった。
 これは、11年前に発売された小型2ウェイスピーカーLC200Mをブラッシュアップしたもので、なんと全国限定35セットである。
 何が変わったかというと、ツイーターからネットワーク、吸音材に至るまで大幅変更、カットオフ周波数も変わっている。ウーハーユニットは共通かと思うが、これはスキャンスピーク製のように見えてオリジナル設計と思われる。(前身のLC200MからTAOCオリジナルだ。)そしてなんと、専用スタンドとインシュレーターTITE-33Sが2セット付いてくる。これで価格据え置きというから驚きである。箱を共通とすることで、贅を尽くした仕様でも超ハイCPが実現できたそうだ。また、35セットしか売らないため、マーケティングもしておらず宣伝費用も無いのだろう。
 さっそく聴かせてもらう。ソフトは耳タコCDのジェニファー・ウォーンズ「ハンター」を使う。一聴して高い質感とボーカルの抜けがいいのが分かる。アンプが温まっていないのにだ。小型には酷な8曲目を掛けてみよう。すると、重低音の打ち込みに悲鳴が上がった。右チャンネルのウーハーから、ビリビリとノイズが入る。「ノイズが乗るねえ」というと、店員がサランネットを取って「あれ?」となった。なんと、ウーハーを固定する4本の止めネジが2本も無いのである!(゚ロ゚;)こりゃ前代未聞のメーカーミスだ。こんな状態で出荷するとは・・日本の著名メーカーとは思えない。しかも、超限定生産なのにだ。
 店員がフレームを押さえてもビビリ音は消えない。どうやら、中でもボイスコイルに何か当たっている気がする。こりゃシラケてしまったわい。
 実は、限定品に弱いオイラはパフォーマンスによっては、サブシステムの更新を考えてもいいと思っていたのだ。店員はさっそくメーカーへ報告。治ったらもう一度聴いてみたいが、ケチが付いたのは忘れないところだ。

ウーハー下側の止めネジが無いぞ。ある意味、絶対忘れないインパクトはあったねえ。