J2の調教は終え、やっと我が家に腰をすえる気になったようだ。ただ、それは素顔を見せ始めたというだけで、まだシステムの仲間たちと塩梅よく生活する躾はこれからである。
SNと鮮度の高い、筋肉質な音の出方はこのアンプの素顔だろう。この持ち味をマスキングすることなく、心地よい方向に仕上げるのが目標だ。まず、硬い表情を変えていこうか。
足をタオックの鋳鉄から木材系に変えれば、柔らかい響きの質感に一変するだろう。しかし、それはこのアンプの持ち味が犠牲になる気がする。そこで付属の電源ケーブルを変えることにした。ゴミのようなゴム足を付けるネルソン・パスが電源ケーブルに気を使うわけがない。v( ̄∇ ̄)
とりあえず、アクロテックP4020とフルテックによる自作品と交換してみる。そのとき、意外なところでJ2に感心した。
機器への電源ケーブルの勘合が実にしっかりしているのだ。スコっと簡単にはまってしまい、グラついている高級機が多い中で、初めての感触である。最初、音が出なくて焦ったところ、普通に刺したメス端子がまだ電極に届いていなかったらしい。かなり深くグググっと差し込んでビクともしない勘合状態となるのだ。
結果、あっさりと音の硬さは解れた。これは・・簡単に解決しすぎる。どうも付属の電源ケーブルは癖があるらしい。その代わりエッジを丸めた印象でキレが後退している。これは他のケーブルとの相性を試すのが楽しみである。実は候補が決まっており、後日レポートしよう。
さて、猛烈な発熱が何故か収まったということを書き込んだが、この理由らしきものが発覚した。現在J2はタオックのTITE−26を足として、ベースボードにはサンシャインの超薄型制振シートが敷かれている。この鋳鉄と鉄板に触れるとJ2の熱がそのまま伝導していて熱い。つまり振動対策のつもりが、ヒートシンクの延長としても機能しているようなのだ。これは一石二鳥だ。(*^ー゚)v
使わないときは埃対策として、100円ショップのラグをカツラにしている。