若い頃は人並みに車を大事にしたものだ。洗車機なんぞは一切使わず、手洗い手ワックスが当たり前だった。キズでもできようものなら即リペアし、マフラーに空いた大穴まで自分で修理したものだった。それが全くほったらかしになって20年以上経つ。
そもそも車に趣味性を持たないので、無精者の当然な帰結だ。しかし、おかげで分かった事もある。今時の塗装は10年野ざらしでも大丈夫だということ。人力でワックスを掛けるのは時間と労力の無駄である。
さて、車が新しくなって1か月が経った。当初は大して傷もない新車のようだと思ったものだが、よく見ればキズだらけである。しかも、あり得ないような塗装の欠けがあちこちにあり、前オーナーは石が降るような処に住んでいたとしか思えない。
これは気になるので、20数年ぶりにリペアをしようと思い立った。カー用品を久々に見回すと、思ったほど昔と違いが無い。むしろ20年以上前から同じ物がロングランしている。
ということで、さっそくコンパウンド系で傷取りを試みる。安くて手ごろなソフト９９のヤツを使ってみると、驚くほどキズが取れない！昔ならあっという間に消えたレベルの傷がである。今時の傷取りは生っちょろいのう・・┐(´〜`；)┌
次に未塗装樹脂が白く古ぼけているので、本格２液仕上げの「ブラックパーツワン」というのを買ってみた。取説を読むと結構めんどくさい。外は猛暑なのだ。簡単にいかんものか・・結局、買ったものは使わずに、20年以上埃を被っていたクレポリメイトで拭くことにする。腐ってるかと思ったが、昔同様あっという間にツヤツヤになり白化も見事に消えてゴキゲンだ。
ところが一雨降ったら元通りになってしまった。う〜む・・しかたがない。暇ができたら買ってきたのを試すとするか。
