シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

劣化したSACD

 山口百恵SACDを中古で入手した。「花かざり」である。2004年に紙ジャケットにシングルカラオケCDが付いて、ゴッソリと発売された中の一枚だ。
 これらは中古ショップでも高値で取引されているらしく、さすが百恵である。花かざりは落ち着いたシックな曲でまとめられており、大変好きなアルバムだ。さだまさしが作曲した「秋桜」があまりにも有名で、他の曲はまったく日が当たらないが、どれも味わい深い曲ばかりだ。「悲願花」「あまりりす」「ドライフラワー」なんて、シングルカットされなかったのが不思議なくらいである。ただ、百恵のディスクは録音が演出過多ぎみなのが残念なところ。
 そんなこのディスクが、ブックオフで相場より200円プライスダウンで売られていた。理由はキズアリだからだ。
 オイラもブックオフにCDを売ったことがあるが、キズがあったり汚れたCDは買い取ってくれないのが普通。それでも高値で売れるからさすが百恵である。欲しかったSACDなので、つい盤面の確認もせずに買ってしまった。オイラは中古ショップが売り出すキズ物くらいなら、ほとんど修復してしまう自信がある。(2017.8.25 究極のCDケア 参照)
 開封してみて驚いた。SACDは信号面が薄い金色なのだが、外周面が白く変色してしまっている。まるでレトロ写真のようで、こうしたデザインなのかと思ったほどだ。
 リンレイの鏡面仕上げ剤で修復を試みた。ところがまったく変わらないぞ!盤面はツルツルで、光に照らしてもまったく傷は無い。これは明らかに盤の中が変質してしまっている。まるで焼けてしまったかのようで、下の画像から何が原因か分かる人がいたら教えていただきたい。
 再生してみると、ディスクの最外周部に相当する終わりの曲だけまともに再生してくれない。歌の途中で、まるで信号が無くなってしまったかのような空白が1秒ほどある。ブックオフにクレームしてやろうかとも思ったが、これも広義でキズモノか・・

信号面の周囲が白ボケしたSACD
後日、湿気の多い雨の日だと読み取ることが分かった。興味深い。