シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アントマン

 マーベル・ヒーローの一人、アントマンを実写化した最新ヒーローの誕生だ。
当時、予告編を見て面白そうだと思っていた。実際に拝見してみて予感は的中、今までのマーベルヒーローの中では一番庶民的でユニークだ。
 主人公がコソドロで、その仲間たちと巨悪をやっつける発想もグッド。ミニミニな主人公の目線を使ったCG映像も楽しく、トゲのないファミリー映画と言っていい作品。
 なによりも笑いのセンスが良く、それをクライマックスの中にも盛り込んでくるのが凄い。アクション映画でこれは難しいはずで、ヘタを打つとお笑い主体の印象になりかねない。最後の対決を子供のオモチャに持ってきたセンスは抜群だ。この監督は知らなかったが、コメディを得意としているらしい。納得である。
 アントマンのスーツもいい具合にダサくて、アリの大群を仲間にする映像も結構新鮮で楽しめた。この路線のままで次回作を観てみたい気がする。
 俳優陣はあまりアクション映画で見かけない。それも狙いなのだろう。実はマイケル・ダグラスマイケル・ペーニャ、それにアンソニー・マッキーくらいしか知らなかった。マイケル・ダグラスのA級アクション映画出演は、「ブラック・レイン」以来ではないのか。今回は家族サービスでオファーを受けたらしい。
 今後、他のヒーローとの共闘が予想されるが、土俵が違う気もする。この監督による絶妙のコメディセンスがあって光る存在だ。アベンジャーズに加わるなら、友情出演レベルがいいと思う。

この子役が実に可愛い。