シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ディスクロージャー

 1994年公開の社内陰謀サスペンス。
 最近、深夜映画が面白い。これもその一遍で、当時大変話題になったが、オイラの専門ではないので未見だった。そもそも、民間巨大会社の合併とその背景描写は知らない世界なので、意味がわからないというのが正直なところだ。
 純粋に映画という点で観ると、マイケル・ダグラスデミ・ムーアドナルド・サザーランドいずれもいい味を出して存在感タップリである。女を武器に主人公を追い込むデミの憎らしさがたまらない。20年前という時代感がPCや携帯電話に現れているが、さほど古さを感じさせない。なによりも皆、若々しいのがいい。あの頃はホントに良かったなあ・・
 マイケル・ダグラスが近年では老いた役を演じるのが悲しい。オイラはカーク・ダグラスがアクション映画をやっていた頃の印象が強いので、2世俳優の若さが拭えないのだ。
 本作ではナゾのPCメールが主人公を最後まで助けてくれるが、その正体がラストで分かる。その結末は実に旨い。よもや・・と思うのだが、「サラリーマン金太郎」が社内の組合騒動で窮地に追いやられる話で、彼を助けるナゾのメールでどんでん返しをするシーンがある。これは、時代的にもディスクロージャーのパクリではなかったかと思えてきた。