シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

TAD PRO TSM-2201-LRの使いこなし

 TADモニターをセカンドスピーカーとして採用し始めてから、早くも3年になる。このスピーカー、ひっそりと一部で人気があるようだ。
 業務用ということもあって、簡単にバージョン替わりすることもない。一般市民として3年使用した感想として、癖もなく飽きのこない音の完成度が評価されての人気だろうと思う。
 ただ、プロモニター機ということもあって、音楽を楽しむとか映画を迫力をもって再生するとかの要望を満たすには使いこなしが必要だ。スタジオコンソールに置かれた写真のように、付属のゴム足を付けてニアフィールド鑑賞では望めない要求である。特に、あの大きなゴム足はいただけない。一気に音が鈍るのである。あれでプロのモニタリングをしているのだろうか。
 今、我が家ではTADモニターが3メートル離れた試聴位置で、大型スピーカーのような厚みとスケールの音で部屋を満たしている。使いこなしはこうだ。(`・∀・´)
① スピーカーは強固この上ない土台にどっしりと据え付ける。因みに我が家ではぶん殴っても倒れない。
② スピーカーは上下左右、十分な空間を持たせて音カブリを防ぐ。
③ アンプは厚みがあって強力無比なパワーアンプを使う。
④ プリのトーンコントロールで低域をググっと持ち上げる。
⑤ 可能な範囲で大きな音を出す。
以上だ。
 ④に関しては、TADモニターのf特性が素晴らしくキレイに低域ダラ下がりなので、遠慮なく大胆にやろう。オイラはアキュのコンペンセータをONにして大音量再生しているのだ。(^O^) それでもブカついた低域にならない。鼓型の箱が強度バツグンなのも関係あろう。
 長岡鉄男の発表したスピーカーにも、低域をイコライズするのを前提で設計したものがあった。それと同じ発想で使えばいいのだ。小型密閉式の抑制的な癖も、③と⑤を徹底すれば吹き飛んでしまう。そんなムチャも受け入れるから、このスピーカーはスゴイのだ。