今、アニメーションといえばCGだ。従来からの手法に、拘わりがあるのは日本だけではないだろうか。もちろん、日本人の根気はCGにおいてもスゴイ映像を魅せてくれる。ファイナルファンタジーやキャプテン・ハーロックはいい例だ。でもオイラはその方向は違うと思う。
ピクサーのアニメは人気がある。ディズニー配給のアニメも今ではフルCGで大変好評だ。娘が「アナと雪の女王」を観に行ってきた。その感想は「とっても綺麗」だ。ここがポイントだろう。
CGで実写に挑戦しても偽物感が増すばかりで、力作になるほどマニアは粗を探すし、イタチごっこを誘うことになる。そんな方向に作品を振っても損である。アニメーションは可愛らしく、綺麗であること。これが基本である。リアルな顔なんていらない。CGでは可愛らしい表情が大人にも萌えるものなのだ。
「塔の上のラプンツェル」を観ると、アナが爆発的ヒットをするのが良くわかる。日本人に苦手なミュージカルでも、リアルではない美しさと可愛らしさで集客させ得るのだ。もちろん、ストーリーの面白さは無視できない。CGアニメの良さをフルに引き出しているな〜ということだね。