シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ヤマト2199 その3

 宇宙戦艦ヤマト2199がついに終了した。最後まで旧作の展開を逸脱することなく、リメイクのお手本と言ってもいい位、素晴らしい出来だったと思う。市場の反応は正直で、最終話の最後に2014年オリジナル映画化というサプライズ発表があったことが、人気の爆発を証明している。

 ネットで不評を買っているデスラーの扱いも、オイラはあれで良いと思う。第2次世界大戦を宇宙に持ってきたファンタジーとして、当然ガミラスナチスドイツであって、敵にも誉れ高いロンメル将軍もいればヒットラーもいるわけで、そのカリスマ性とロマンティスト以外に無くてはならないのが、独裁者としての狂気だ。側近の幹部ですら何を考えているのか分からない、孤高の異常者として描かれたことは、むしろ旧作より優れた表現だったと評価したい。また、2199が明らかに旧作を超えた点として、波動砲を悪とした展開を挙げたい。日本アニメとして世界に誇れる主張である。
 不満が無いでもない。島大介の影が薄いとか、森ユキのブラが黒いとかそんな程度だ。

 2199を見ていて疑問に思っていたのが、艦底部から出てくる攻撃機は何機あるんだ?という事だったが、36機も収容されていると資料を見て驚いた。もはや小型空母かと言っていい機体数をどこに・・それがヤマト構造図を最近見て感心してしまった。二重リボルバー構造で狭い船内に上手く収容していて、実はその状況も映像の中で表現されていたのだった。
 お色気シーンも多く、旧作から圧倒的に増えた女性キャラ達は、各々単独でサイドストーリーの主役を張れる魅力を持っている。オイラは後半になって俄然セレステラがお気に入りとなってしまった。\(//∇//)\ 「ギムレェ〜役に立たないヤツ!」この名言は職場で使わせて貰おう。彼女のように、最後まで恵まれない悲劇もある事をしっかり描き込んでいるのが素晴らしい。
 熱が冷めないうちに新作映画化は正解、もうヒットは約束されたと言っていい。たぶん、デスラーとタランは復活するのだろう。楽しみである。


黒いブラは彼女が付けるべきである。( *`ω´)