シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アイアンマン3

 アイアンマン最後の作品。シリーズ最大の制作費、上映時間も最大、出演者も豪華と間違いのないA級SFアクション映画だ。
 アメコミ・ヒーローの世界は、研究するマニアがいるほど壮大な繋がりがあるようだ。もちろん、オイラはそんなものは知ったことではない。何しろアイアンマン2で出てきたブラック・ウイドーを、場違いなイカしたネ〜チャンと評したくらいなのだ。そんなオイラでもアベンジャーズの後話として、すんなりこの世界感に入ることができた。
 テロやエゴを題材としながら怒涛のアクションで見る者を飽きさせない。と言いたいところだが、正直言ってクライマックスの戦いは少々くどい。もっと密度を上げて2時間位の作品にしたほうがいい。しかし、本シリーズならではのギャクのセンスは冴えている。今までで一番笑わせてくれた。
 出演者もドン・チードルガイ・ピアースベン・キングスレーなど良い味を出していた。大統領役がウィリアム・サドラーとは意外だ。セクション31から大統領とは・・世も末。(๑≧౪≦) 
 最近のハリウッド映画は、主役のオーラと撮影技術に頼りきっているようで、本作もその風潮が色濃い。大作なのにスケール感が大きく感じられないのだ。これはCGでリアルを追えるようになった功罪のように思う。昔のハリウッド映画のような、膨大なエキストラや実物の破壊に伴うスケール感は観られなくなった。
 ロバート・ダウニーJr.もこれから大変だ。アイアンマンやホームズのキャラが彼のイメージとして固着してしまった。今後、癖のある脇役とかに出てくるようなら、やっぱりな〜と思うことにしよう。