2015年製作のB級SFアクション作品。
主演は「デッドプール」のライアン・レイノルズで、ベン・キングスレーが同人物の前身という役で序盤に登場、強いインパクトで視聴者を牽引している。
先行きの無い老人の意識を別の若い肉体に転写する話で、よくあるアイデアであるが、転写先の肉体の家族と交流していく展開がいい。実にオーソドックスな造りで分かりやすく、突っ込みが入るようなアラもない。例えば、ほとんど現代劇に近い時代設定で人造人間は無茶だと思いきや、それが無理なので違法な取引で転出先の肉体を手に入れていた・・そこからスリリングなアクションとドラマが生まれ、実に上手い脚本だ。ラストのハッピーエンドは中盤で読めてしまうが、それでいいと思わせる素直なストーリーである。むしろ、あのラストでなければ違和感しか残らないだろう。
余談であるが、ライアン・レイノルズはコリン・ファレルと似てると思うのはオイラだけだろうか。まあ、先方からすれば東洋人に言われたくないだろうけど。