シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ヘッドフォン専用アンプ P-700u

 昨今、ヘッドフォンが売れているという。
 都会の若者を中心にヘッドフォン文化が根付いていて、PCオーディオを高音質に聴きたいという要望が増えているそうである。都会の一室で、大型スピーカーを置くことはライフスタイル上有り得ないのだろう。かといって、小型高性能なスピーカーに触手が動くわけでもなく、ヘッドフォンという点が今時らしいではないか。
 隣町のショップでたまたまラックスマンの営業と合い、店主と共に新作ヘッドフォンアンプP-700uを試聴することとなった。使うヘッドフォンはゼンハイザーの開放型である。P-700uはヘッドホン専用アンプとしては異例に高価で28万円もする。
 実はオイラ、ヘッドフォンには興味がない。                       周囲に気を使ってまで音楽を楽しもうとは思わないからで、音楽を聴いているときは家族が気を使っている。(*^_^*)また耳が痛くなってくるし、脳内で演奏されてもキショイのだ。そんなオイラに音の良さが分かるだろうか。
 たしかに良い音である。不満はない。だがシステムの何が要因なのか分からない。店主に渡すと開放型ヘッドフォンは外への音漏れが盛大だ。(こりゃアダルト動画には使えんな・・)
 このアンプ、出力にバランスとアンバランスの2種類が選択できる。これは珍しい。比較すると、バランスの方が広がりが感じられ、細かい音をよく分離しているようだ。対してアンバランスでは、中域が凝縮してパワフルなイメージが強く、ジャンルで分ければボーカルやジャズ、ポップスはアンバランス、クラシックはバランスを選びたい感じ。
 とまあ、オーディオ趣味人は苦もなく楽しむ方に思考するが、これがPC好きな若者にとっては面倒な差し替え作業にほかならず、販促ターゲットにPR効果は無いと読んだ。個体がフルサイズコンポで非常に重いのもダメである。これではヘッドフォンを使いたいオーディオマニアに向けた商品のように見える。まあ、オイラはヒヤカシ客から踏み出すことはない。なぜなら、オイラにとってヘッドフォンとは、こっそりPC動画を覗くとき使うもの以外何物でもないからだ。\(//∇//)\